モンゴルで蝋人形館がオープン

カルチャー
jp_dotood@montsame.mn
2015-09-21 16:07:34

 今年、劇場芸術の90周年に当たっており、「王様の中の王様」というプロジェクトで、モンゴルの王様たちの姿を蝋人形に作り始めた。13世紀ごろ のモンゴルの有力な13人の姿をシリコン・ワックスで制作した「チンギス・ハーン・ワックス」展示会が演劇博物館(中央文化宮殿A建物3階)において開か れた。
展示会ではホエルン、チンギス・ハーン、ボゥルテ・ウジン、チンギス・ハーンの4人の息子およびボーリチ、ジェべ家臣、ジャムカ・グル・カン、ムカリ家臣、カサル、ジェルメな ど歴史的に有名な武将の人形が展示されている。

こ れらの作品は科学者らの調査を基に身長や顔を製作し、使用していた物も当時に合わせて作っている。13世紀ごろの英雄たちは、自分の印を持っていたが、戦 争時、誰かの武器が落とされた場合その印で当人に返されていた。今回、展示された英雄蝋人形の服にもその印しがあるのが特徴的である。これらの人形を装飾 師、彫刻家、デザイナー、製作者など40人で製作した。世界的に蝋人形はシリコンワックスで製作されているが、これは気候の暑さや寒さに順応できるためだ という。モンゴル武将の蝋人形もシリコンワックスで作られた。技術者にとって体型をとる時には蝋燭の蝋を利用するが、身体を作成材料はシリコン、ゴムなど の凍結力や溶解力が高い混合材料を用いる。蝋で顔の形を作る時、80~90%が同じようになるが、シリコンワックスで作れば90%同じようになる。蝋人形 博物館の開設を提唱した同博物館のD.デルゲルマー館長は、「5
年前にこんな博物館を開設するアイデアが生まれました。実施するため長い間調査を行い、2年前から作品を作り始めました。私は以前、観光分野で働
い ていたが、観光客らがモンゴルへ来る際、チンギス・ハーンについての様々なものを欲しがっていました。我々はまず13の展示物を置きましたが、今後は、歴 史的なハーン、英雄の人形を作って展示する予定です」と語った。チンギス・ハーン・ワックスギャラリーは大人が5000トゥグルグで子どもは2000トゥ グルグ。展示の写真を撮ることを許可しているが、そばに立ったり、身体に触ったりしてはいけない。今後、特別な博物館の建物が出来たら、そばに立ったり 触ったりすることが出来るようになるという。今後、展示物を拡げるため、チンギス・ハーンの幼少時や青年期を表した作品を置くが、ナーダム祭やモンゴルの 祝日に展示する。この展示会は3月1日から6ヶ月間国民にオープンにされている。

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