遊牧民の伝統行事「子馬のハンコ祭り」 秋空の下、勇壮な祭りと民族料理を楽しむ

カルチャー
odtsetseg@montsame.mn
2016-09-23 11:37:05

  18日の大安吉日、モンゴルの伝統行事「子馬のハンコ(焼印)祭り」におじゃました。場所は、UB市から45㌔ほど東南にあるアルバトキャンプ場。この祭りには国内外の70余名が参加し、終日、伝統的な祭りを楽しんだ。モンゴル人たちは民族衣装デールでおしゃれし、参加者とカギタバコを交換したり、歌を歌ったり、馬乳酒を飲んだり、ホルホックのご馳走を食べたりして、伝統の祭りを盛り上げた。子馬ハンコ祭りは馬の乳絞りが終わり、子馬が元気になった後、毎年の秋に行われる。焼印を入れるのは他人の馬と区別するためで、ハンコの模様は代々受け継ぐ家紋である。鉄のハンコは真っ赤になるまで火にくべられる。

 この春、誕生した子馬に焼印を入れるため、遊牧民の男たちは2人がかりで馬を押さえ、後ろ左足の付け根にジューっと焼印を入れる。焼印は馬の毛を焦がし、熱さを感じて馬が飛び跳ねる。それを屈強な男たちが押さえつける。焼印が上手く行かないと、馬の価値が下がる。遊牧民にとってこの行事はとても重要なのだ。 時には、馬を地面に横倒しにして、焼印を入れる。たった一人で馬を押し倒す力強さに絶句。日本の角界をモンゴル出身力士が席巻するのも、うなずける。

 使い終わったハンコは馬乳酒に浸し、そこから滴る馬乳酒を皆で飲んだり、顔に塗ったりする。そうすることで、この1年を幸せに過ごせるという言い伝えがある。顔に塗るのは保湿効果があるそうだ。馬乳酒を頂くみんなの顔がほころぶ。

モンゴル弓を体験

アルバトキャンプ場では、モンゴル弓の体験をすることもできた。この日、用意されたのは女性用だが、それでも初心者の男性は弓を引き込むだけで精一杯だ。

モンゴル弓と和弓には大きな違いがある。モンゴル弓は、弓手の人差し指の付け根に矢を乗せる。つまり、つがえたときに弓と体の間に矢がくる。和弓はその逆。ナーダム・弓射チャンピオンの少年のお手並みを拝見。こなれた動きで見事に赤い的を撃ち抜いてくれた。

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