ロ・モ・中、各商工会議所トップによる協議会 三カ国国境付近交易の円滑化及び地域協力促進仕組みについて
政治
マグヴァン・オユンチメ グ同会議所所長は、三カ国 間の貿易・経済協力を巡る 協議会は協力活発化及び投 資拡大といった商工会議所 の重要な役目を果たす上 で、経営者支援及び彼らが 直面する課題解決に向けて
行政機構との協調及び国家 間の協力による連携へのア プローチをかける大事な仕 組みである、と協議会の意 義を強調した。また、モン ゴルの経営者らは越境的な 交易で相手国に求められる 条件の緩和及び改善を指摘 し、「今回は、上述の課題 解決と貿易拡大に向けて隣 国と協議を重ねたい。商工 会議所は最善を尽くす」と ロシアと中国との協議趣旨 を評価した。さらに、2つ の隣国に対する輸出関税に 触れ、モンゴルは対中と対 ロ輸出関税においてそれぞ れ36%と40%の支払を求め られており、高率関税によ る競争力が失われているこ とを指摘した。同会議所は 交易円滑化を図るため、ロ シアと中国と協議中である ことを明かした。 ミャンガンボー・サラン ダワー副所長は、中国の提 唱する「一帯一路」構想は シルクロード経済ベルト と21世紀の海洋シルクロー ド・ベルト構想に含まれる 開発戦略であり、参加国が その協調に基づいて物流の 効率化を図ることだ、とし た。また、ロ・モ・中の商 工会議所は交流活発化に向
けて積極的に取組みつつ、 その加盟企業間の具体的な 交流を活性化を巡って協議 すべきとした。 さらに、同氏は、モンゴ ルは三国貿易を重視してい るとし、「貿易総額のう ち、中国は70%、ロシアが 石油関連品を除くとその他 は1%に留まるとした。取 引拡大を図るため、この実 務レベルでの協議が必要 だ。まず、先に舞台となる 基礎をつくるために三カ国 間の情報共有システムとオ ンライン・ショッピングの 実現に向けて商工会議所ト ップ同士の話し合いを設け た」と述べた。