ロ・モ・中、各商工会議所トップによる協議会 三カ国国境付近交易の円滑化及び地域協力促進仕組みについて

政治
dashtseren@montsame.gov.mn
2017-06-30 11:59:35
主題は「モンゴル・ロシ ア・中国の国境付近交易及び 地域協力促進仕組み」であっ た。一方、代表らは、「鉱業 及びインフラ」と「自然環境 グリーン開発」「食糧品製 造」「関税」「三カ国経営者 の交流促進」「投資誘致」「 国境付近交易における取引円 滑化」「投資家の信頼回復」 「各分野における実現可能性 の事業案」をテーマにしたサ ブ・グループに分かれて議論 した。
マグヴァン・オユンチメ グ同会議所所長は、三カ国 間の貿易・経済協力を巡る 協議会は協力活発化及び投 資拡大といった商工会議所 の重要な役目を果たす上 で、経営者支援及び彼らが 直面する課題解決に向けて
行政機構との協調及び国家 間の協力による連携へのア プローチをかける大事な仕 組みである、と協議会の意 義を強調した。また、モン ゴルの経営者らは越境的な 交易で相手国に求められる 条件の緩和及び改善を指摘 し、「今回は、上述の課題 解決と貿易拡大に向けて隣 国と協議を重ねたい。商工 会議所は最善を尽くす」と ロシアと中国との協議趣旨 を評価した。さらに、2つ の隣国に対する輸出関税に 触れ、モンゴルは対中と対 ロ輸出関税においてそれぞ れ36%と40%の支払を求め られており、高率関税によ る競争力が失われているこ とを指摘した。同会議所は 交易円滑化を図るため、ロ シアと中国と協議中である ことを明かした。 ミャンガンボー・サラン ダワー副所長は、中国の提 唱する「一帯一路」構想は シルクロード経済ベルト と21世紀の海洋シルクロー ド・ベルト構想に含まれる 開発戦略であり、参加国が その協調に基づいて物流の 効率化を図ることだ、とし た。また、ロ・モ・中の商 工会議所は交流活発化に向
けて積極的に取組みつつ、 その加盟企業間の具体的な 交流を活性化を巡って協議 すべきとした。 さらに、同氏は、モンゴ ルは三国貿易を重視してい るとし、「貿易総額のう ち、中国は70%、ロシアが 石油関連品を除くとその他 は1%に留まるとした。取 引拡大を図るため、この実 務レベルでの協議が必要 だ。まず、先に舞台となる 基礎をつくるために三カ国 間の情報共有システムとオ ンライン・ショッピングの 実現に向けて商工会議所ト ップ同士の話し合いを設け た」と述べた。