バトトルガ新大統領、就任演説

政治
dashtseren@montsame.gov.mn
2017-07-10 13:53:46
第5代のモンゴル国大統領に就任したハルトマー・バトトルガ氏は10日(12時30頃)に政府庁舎・人民大会議ホールで大統領就任式に臨み、就任演説を行った。 
バトトルガ新大統領は、「誠心誠意で大統領職に専念したい」と大統領職への意欲を表明した。さらに、国民からいろいろなことを期待されていると思う、と述べ、彼らの期待に応えられるような大統領を目指して責務を果たす、と意気込みを語った。
同氏は、「貧困や失業問題が深刻で、国家安全保障を脅かす」として、貧困及び失業対策で国会に協力を求めたほか、「一致団結こそは、成功の源だ」とした。「国民の意を重く受け止める大統領を目指す」と国民との協調をアピールした。さらに、経済政策について「モンゴルは、短期間で実質的な経済成長を成し遂げ、国際的な知名度のある国内企業を成長させた国になる」と語った。
また、大統領としては官職にあたる者の職権濫用や談合などに対して徹底し、法令遵守を重んじる、と述べた。さらに、国民の権利を守る公平・公正な社会づくりに努める、とした。国民の和合と国家利益を追求する大統領になる、とした。
なお、「隣国たるロシアや中国との友好関係を包括的な関係に拡大させる。まして『第三の隣国』外交政策をもっと重視する」と外交方針について語った。