今期、フランスや韓国人旅行者数が増加

経済
naranchimeg199@gmail.com
2018-05-02 14:11:35
 国家統計委員会が今年に入ってからモンゴルを訪れる外国人観光客が前年の第1四半期に比べるとおよそ11%増の7万500人になったと、発表した。4月21日、ブルームバーグ・モンゴリアが伝えた。
 それによると、国別ではロシアと中国からの旅行者数は依然として高く、合わせて全体の6割を占める。ロシア人は前年同期比28.8%増となって全体の36%、中国人は32.6%だ。一方、業界も外国人観光客数が増えると、楽観的な見通しを示している。モンゴル証券取引所上場のジェンコ・ツアー・ビューロー社はアジアと欧州各国の旅行会社らと協力提携を結んでおり、今年は例年より旅行者が増えると見込んでいる。
 統計当局によると、今期はフランスからの旅行者は、通常の約500人を上回る570人がモンゴルを訪れた。また、韓国人旅行者も増加傾向にあるという。今期は前年同期比15.7%増の7157人に上っている。これの背景には、ウランバートル~プサン間のエア・プサン航空とミアット・モンゴル航空による直行便の運航が大きく影響しているとの見方が強い。国内観光業界も「航空路線の拡大は、観光業振興への原動になる」との認識を示している。
 一方、ウランバートル郊外の観光スポットとして人気のある「チンギス・ハーン騎馬像」施設は、17年度の売上目標を19%上回る15億トゥグルグになっている。