国際会議「ウランバートル対話」、総勢150名関係者出席

政治
naranchimeg199@gmail.com
2018-06-25 09:38:32
 外務省では、北東アジアの安全保障に関する国際会議「ウランバートル対話」が14日に始まった。開催第5回目。今年は、北東アジアのほか、アメリカ、インド、フランス、ドイツ等の国々、国連、国際赤十字、欧州連合、アジア太平洋経済協力(APEC)等のおよそ150名が出席。日本、北朝鮮、韓国、中国、ロシアが政府高官らを派遣した。
 冒頭で挨拶をしたD.ツォグトバータル外相は「北東アジア地域が対立から相互理解、和解ムードに向かう中で、本会議が開催される。『ウランバートル対話』が目指すべき目標及び理念がかなっている形だ」と述べ、「6カ国協議が機能停止してから平和実現を掲げる本対話は2014年から始めた」とした上で、あの歴史的な米朝首脳会談から間もなく北朝鮮高官らが国際舞台でその姿を現している、と主張。「北東アジアにおける冷戦時の対立がやっと終止符を打たれようとしている」と強調した。ウランバートル対話へ出席した関係者らは、本会議が地域安全保障、持続可能な発展を実現させるに資する重要な役割があるとの認識で一致した。取材では、ロシア科学アカデミーのアレクセイ・ヴォロンツォブ東洋研究所所長は「朝鮮半島有事は米朝首脳会談等を含め、緩和へ向かっている。
 1年ほど前の北朝鮮を巡る状況が戦争寸前までに追い込まれていた状況と違って、今は対話による北朝鮮の非核化が進まれようとしている。この緩和は、それを取り巻く日本、中国、モンゴル、ロシアへ平和をもたらす」と述べた。