広島大学とウランバートル大学主催「第1回日本語スピーチコンテスト」、発表者は命の大切さを訴える

社会
dashtseren@montsame.gov.mn
2019-05-20 17:57:39

毎年、モンゴルで行われる日本語スピーチコンテストは、日本大使館主催のコンテストをはじめ、4つばかりがあるなか、今年はさらに広島大学と国立ウランバートル大学(広島大学モンゴル研究所が設置されている)が主催となって参入。4月27日、「第1回日本語スピーチコンテスト」が開催された。テーマは、「あなたは広島を知っていますか」。

冒頭にS.バイガルサイ学長の挨拶と、広島大学・越智光夫学長のビデオメッセージが披露された。当日は、ウランバートル近郊の7大学から参加した14人が舞台に上がり、日本語学習者や教員ら約50人を前にスピーチした。スピーチは、戦争を二度起こさないよう、命の大切さを訴える内容のものが多く、1位はモンゴル国立大学のM.オユンチメグさん、2位は同大学・名古屋大学日本法センターのハリウンさん、3位は同センターのアヘルケさんで、3者3様の訴えや呼びかけが聴衆の感動をさそった「特に1位の 発表力は印象に残りました」と審査員の日本大使館教育担当の山田さん。世界各地でテロが起きている社会状況の下、日本語学習者がヒロシマを学び、命の大切さを訴えるのは意義深いこと。来年以降の開催の継続が望まれる。