北海道とモンゴルのボランティア、国立公園で植林   ダウン症の子らも元気に参加

社会
manduhai@montsame.gov.mn
2019-06-04 11:11:40

 穏やかな植林日和の5月25日、国立公園では大勢の日本・モンゴル両国のボランティアたちが、様々な種類の木を植えた。これは「モンゴル国立庭園公園生活環境保全林造成事業」の一環で、今回で3年2期の作業が終了するのを記念して実施された。主催は「蒼いウランバートル技術支援実行委員会」(佐藤紀子会長)で、北海道の林業専門家やモンゴルのUB市緑化生活環境部など

が主体となって共同で続けて来たものだ。サランチメグ国会議員やUB都市整備局のジャンバドルジ氏も立ち会った。

 当日は、カラマツ68本、ネグンドカエデ80本、シラカバ40本、カラツガナ40本、チシマ桜20本、オオタカネバラ90本を植えた。参加者は日本からの6人に加えてモンゴル人のボランティアたち約60人。その中でもダウン症の子どもやその親たちの生き生きとした活動がひときわ目立った。佐藤会長(元・在日モンゴル国領事)は、「昨年、植えた木が元気に育っていて、小さいながらリラの花が咲いているのが見られて嬉しかった」と感想を述べた。