モンゴル銀行、銀行業務開始95周年記念行事 「1日オープンデー」

経済
manduhai@montsame.gov.mn
2019-06-05 15:37:06

 国内銀行業務開始95周年に当たっての記念行事の一連として531日、スフバートル広場で、モンゴル銀行(BoM)による「銀行オープンデー」が開かれた。 開会の挨拶に立ったナドミド・バヤルトサイハンBoM総裁は「ちょうど95年前のこの日、192462日、ソビエトとモンゴルが共同出資の貿易産業銀行が操業を始めた。この日は、モンゴルで初の銀行が創設された日」と歴史を振り返りながら、「現在、国内銀行部門は総資産が約34兆トゥグルグ超で、国内総生産を超えるほど成長した」と述べ、「銀行債権の34割は消費向け貸付、56割はビジネス活動向けで、 これは、BoMの対策が的中した証しである」と強調した。

 一方、ビャドラン・ラグワスレンBoM副総裁は報道陣の取材で「かつてのモンゴルは専ら国立銀行という一次元的なものだったが、現在、中央銀行と商業銀行という二次元的な発展を遂げている」と語り、「2018年度の経済成長率は6.9%へ達した。今年第1四半期における伸び率は約8%台。今後も続く可能性が十分ある」と発言した。また、実質的な経済成長について「経済成長があるなら実質的な受益もある。但し、所得再分配はBoMではなく、政府固有の機能である」と述べた。


※国内銀行の振興に係る年歴※

1925年、紙幣を発行。

1932年、返済期限付き担保型貸付

1933年、民間事業者へ貸付

1934年、商売人と遊牧民へ貸付

1940年、国家予算等は貿易産業銀行を通じて行われる

1941年、長期(返済期限が24年付き)貸付を始める

1942年、貿易産業銀行は地方支店を設ける

1954年、貿易産業銀行は国家銀行委員会ととなり、国立銀行へ編