天皇誕生日祝賀、日本モンゴル外交関係樹立50周年記念レセプション 政財界、各国大使、文化人らを迎え、盛大に開催
政治
2月22日、シャングリラホテルで在モンゴル大使館主催の天皇陛下62歳の誕生日祝賀兼日本モンゴル外交関係50周年記念レセプションが、ロブサンナムスライ・ オユンエルデネ首相を主賓に、多数のモンゴル側要人を迎えて華やかに、盛大に開催された。今年は特にモンゴル政財界関係者の姿が目立ったが、その他文化人、在モンゴル日本人会、 モンゴル日本商工会の役員らの参加があり、元横綱朝青龍氏や大塚一朗サッカーモンゴル代表監督らを囲んで日本とモンゴルの交流の輪が広がった。
オープニングは和太鼓グループ「UB Drums」による勇壮な演奏ではじまり、次の馬頭琴交響楽団の両国国歌演奏で会場は一瞬凛とした厳粛な空気が漂った。 冒頭に小林弘之大使が登壇し、「天皇誕生日と外交関係樹立50周年という2つのお祝いに来ていただき感謝。また、これらの関係者のご支援、ご協力に感謝します。東京オリンピックにはオユンエルデネ首相の参加がうれしかった。今後も両国の発展に尽力していきたい。寅年がモンゴルの皆様に良い年でありますように」など、モンゴル語で挨拶した。引き続き、岸田文雄首相からのビデオメッセージの披露、オユンエルデネ首相の挨拶が行われた。会場は次第に明るい祝 賀の雰囲気に変わり、舞台では賓客代表による日本伝統儀式の鏡開きが行われ、 ダワースレン・モンゴル日本議員連盟会長が乾杯の音頭を取った。一方、会場の入り口では、モンゴルにゆかりのある日本の地方自治体から提供を受けた日本・モンゴル交流行事の写真展示が行われていて、招待客らが懐かしそうに見入っていた。
今年はコロナ禍の影響による規制で、「招待客を絞らざるを得なかったのは残念だった」という主催関係者の声が聞かれた。
24日の両国外交関係樹立50周年記念の当日には、外務省での写真展、ジャパンフェステイバルなど様々なイベントが催されるので、この機会に両国の人々が半世紀にわたる交流の歴史を振り返り、今後のさらなる友好関係の深まりにつなげるよう期待したい。