「遊牧民文化・思考とプロ演劇の基礎」国際学術会議

社会
l.naranzul@montsame.gov.mn
2023-09-15 12:01:20

オフナー・フレルスフ大統領の挨拶


親愛なる学者の皆さん!

親愛なるゲストと代表者の皆さん!

ご列席の皆さん!


モンゴル演劇芸術の分野で絶えず活動し、国内外の芸術家が一堂に集まり、経験を共有し、共に成長する機会を創出する目的で「遊牧民文化・思考とプロ演劇の基礎」をテーマに国際学術会議を企画し、参加している皆さんに感謝を申し上げます。


聖ムーサ・アカデミーは、活動や行動に国内遺産の伝達と普及に特に注意を払い、政府および非政府組織と協力し、文化遺産を研究し、文書化し、同様の活動を行っている外国の組織と知識や経験を交換するために同国際学術会議を開催していることを誇りに思います。


文化遺産は私たちの心と信頼、夢と希望を一つに結ぶ貴重なものであります。祖先から伝達された貴重な宝である文化遺産を研究し、もっと豊富にし、次世代の小孫に継ぐことは私たちの義務でもあります。


歴史を研究すればするほど、私たちの文化遺産の痕跡がより明確になり、モンゴル民族の知的や潜在力を示す多くの記録があります。今年はゴビのラーマ第5世ノヨン・ホタクトであるドルドゥイティン・ダンザンラヴジャの没後220周年であります。


皆さんがご存じの通り、ダンザンラヴジャ・ノヨン・ホタクトは貴族、宗教家、詩人、音楽作家、演劇作家、映画監督、芸術家であった。彼が作曲した何百もの作品の中で、戯曲は今日でも学者の研究源となっています。


1830年代初頭、ダンザンラヴジャー貴族はアルシャーに行き、指導者ミラライバの伝記を聞いた後、ハマリーン僧院に演劇を上演するために建てた「歌の寺院」が詳細に設計され、現代劇場の主な特徴が含まれています。


最近の歴史から言えば、 20 世紀前半以来、国内の上級芸術家や思想家が当時の先進国に留学し、ロシアとドイツ等の学派を母国に持ち帰り、現在の舞台と芸術が存在しています。


グローバル化の最中、世界中の国々が独自の多彩な芸術や文化を通じて国家のアイデンティティを確立しようとしている時に、遊牧文明を持つ国々に専門的な演劇が発展する上で国民の文化、芸術、美的思考が果たした役割を研究し文書化を目指していることが賞賛に値します。


最後に国際会議の主催者、参加者、学者の皆様に感謝の意を表すると共に、国際会議活動の成功を祈念したいと思います。