フレルスフ大統領とルカシェンコ大統領、記者会見を開催
政治
(ウランバートル市、2024年6月4日、国営モンツァメ通信社)6月3日、フレルスフ大統領とルカシェンコ大統領は、公式会談の結果に関し記者会見を行った。
両国大統領は、モンゴル・ベラルーシ外交関係樹立以来、ベラルーシ共和国国家元首の初のモンゴル訪問である同訪問の際、伝統的な友好関係を強化し、「モンゴル・ベラルーシ共和国間の友好関係と協力に関する条約」に署名したことに喜びを表明した。
双方は、経済、貿易、教育、科学、自然環境、人文の各分野での関係と協力の深化に尽力することを確認した。
関係と協力の成果を強化し、経済的な内容を含めた両国関係の象徴である互恵的なプロジェクトやプログラムの実施について話し合った。両国大統領は、締結された条約、協力ロードマップ、協定、国家安全保障会議、法律、農業、教育、科学、自然環境、観光、緊急事態、知的財産など各分野の協力文書、ビジネス・フォーラムが関係と協力の拡大に重要な貢献となると指摘した。
双方は、両国政府と関連機関が国賓訪問中の会談と相互に合意した課題に基づき積極的に取り組み、成果を生み出すことに確信感を表した。
フレルスフ大統領は、モンゴルは、1991年にベラルーシ共和国の独立と主権を承認した最初の国の一つであると強調した。また、ベラルーシの専門家らは、工場、住宅、学校、幼稚園、文化施設およびエルデネト市、ダルハン市、ナライフ区、バガノール区、シャリーンゴル村など都市や町の建設に貴重な貢献をしたと指摘した。
ルカシェンコ大統領は、モンゴルの外交政策とその実施に対する現実的なアプローチは理解しやすいと述べ、両国関係に困難や誤解はないと強調した。今後、広範な長期にわたる互恵協力に関心を示し、フレルスフ大統領に対しベラルーシへの国賓訪問を招待した。
「食糧供給と安全保障」全国運動の枠内で協力
「食糧供給と安全保障」全国運動の枠内で農業機械・設備を組み立て、生産・修理・サービスの合同センターと合同牛農場を設立し、牛乳や乳製品の生産増加、トランス・ジェニック牛の遺伝資源の改善、食肉輸出拡大などで協力することになった。
ベラルーシの学者らは考古学、発掘、現地調査に参加
双方は、教育・科学分野での協力強化の必要性に関して合意した。両国科学アカデミーは、共同研究プロジェクトを実施しており、ベラルーシの学者らは考古学的発掘と現地調査に参加することになった。ベラルーシに多くのモンゴル人が留学し、教育を受けた。現在、28人のモンゴル人がベラルーシの奨学金を受け、同国の専門学校と大学に留学中である。今後、「大統領メッセージ2100」奨学金プログラムの枠内で協力することで合意した。
「10億本の植林」全国運動の枠内で協力
両国大統領は、気候変動、砂漠化、食糧安全保障など世界が直面する課題を解決するに国際社会と各国の努力と貢献が重要であると同意し、「10億本の植林」全国運動の枠内で協力することになった。