「チンギスハーン:世界を変えたモンゴル人」展が開催

社会
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2024-07-02 14:08:47

(ウランバートル市、2024年7月2日、国営モンツァメ通信社)ヨーロッパ諸国に保管されているモンゴル帝国の偉大な王たちが使用していた貴重な記念品を一般公開する「チンギスハーン:世界を変えたモンゴル人」展覧会が2日間後、開幕する。


来月25日まで一般公開する同展は600以上の展示品で構成されている。具体的には、元朝時代に使用された磁器工芸品、水晶鏡、水晶ガラス、フンヌ時代の王の黄金の帯などが挙げられる。モンゴルの偉大な王たちの時代の無双で貴重な記念品を持つモンゴル人にとっても、自己で知る貴重な機会が成立されると主催等が強調した。同展覧会の重要な記念品は、1305年にイルハーン・ウルジートからフランスのフィリップ王に送ったモンゴル語の​​手紙である。719年後、ウルジートハーンの手紙は原文で大陸を越えて祖国に届いているという特徴がある。


これについてS.チョローン「チンギスハーン」博物館・館長兼学者が「モンゴル文字が世界の言語と文字であったことをウルジートハーンの手紙によって証明されている」と述べた。ウルジートハーンの手紙はモンゴル王の文字文化の比類のない遺産、国家の伝統、モンゴルの平和、そしてモンゴル文字の素晴らしい文化を表明している。

昨年、フランスのナント市では、チンギスハーンに関する国際展覧会が開催され、半年以上にわたり25万人以上の観覧者が訪問した。これについてフランスのセーブル国立陶磁器美術館のデルフィン・ミルド学芸員が「チンギスハーンの子孫であるイルハーン国は知性を尊重し、書き読み能力が高く、高学歴の科学研究者や歴史家が宮殿で務めていた痕跡が残されている。モンゴルの王たちはイラン文化を再定義したと言えるであろう」と語った。


スイスの「リートベルク」美術館のベルツ副館長が、「チンギスハーンとその子孫が世界に与えた影響を示す展覧会の開催に、当美術館の展示品が参加してもらったことに深い感謝を申し上げる。我が美術館に対してモンゴルの芸術や歴史に関する展示品に興味がある。来年、スイスでモンゴル人に関する展覧会を開催する予定である。モンゴルの都市化について展示する。特にオルホン渓谷に焦点を当てる予定である。理由は、世界中に、モンゴルが馬のたてがみに乗って走るだけの国民だと据えられているからである。しかし、そのモンゴル人は昔から都市を建設し、発展してきた歴史を示す目的がある」と表明した。