国連食糧農業機関の事務局長と会談
政治
(ウランバートル市、2024年7月16日、国営モンツァメ通信社)7月10~12日にチュー・ドンユィ国連食糧農業機関(FAO)事務局長がモンゴルを訪問した。
ゴンボジャブ・ザンダンシャタル大統領府長官はチュー・ドンユィ国連食糧農業機関事務局長と会談した。
会談の冒頭、ザンダンシャタル長官は、国連食糧農業機関が過去50年間以上にわたり、モンゴルの食糧農業分野の発展に多大な貢献をしてきたと感謝の意を表明した。モンゴル大統領が発案した「食糧供給と安全保障」全国運動の枠内でモンゴルは主食製品により国内の需要を満たす目標を設定し、更に健全で有機質食品を輸出することが可能であると強調した。モンゴルの発案により国連が2026年を「放牧地と遊牧民の国際年」として宣言したことが地域だけに限らず世界の多くの国々にとって非常に重要であると指摘した。
チュー・ドンユィ事務局長は、広大な国土を有するモンゴルは、鉱業に加え農業を展開する可能性を秘めていると述べた。
双方は、気候変動による生態系の劣化、砂漠化、黄砂嵐の緩和、食糧供給、安全確保などに関する協力機会について話し合った。
モンゴルは1973年に国連食糧農業機関のメンバー国となった。