ボルガン県:エムゲンテ岬の青銅兜のある四角墓

社会
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2024-07-18 16:18:45

(ウランバートル市、2024年7月18日、国営モンツァメ通信社)ボルガン県ホタグ・ウンドゥル郡のハンガイ・バグ中心部から南東30㌔に、エギーン川の北方、西ベルセグ口にある岩だらけの岬はエムゲンテ岬と呼ばれ、そこに四角10墓、遺跡、4つの石碑がある。


上記の中で、3番目の四角墓が1992年に発掘された。南東向きの埋葬物を深さ70㌢まで発掘したところで、馬の頭骨の骨片、歯、顎の骨が発見され、100㌢の深さとなると埋葬坑に到達した。


埋葬坑は外部と同様に方位角125度であった。埋葬は随分強奪されたため、埋葬坑に故人がいかに埋葬されたかは不明で、坑の様子を視察すると東方向けに置かれたように思える。


四角墓は強奪されたが、坑の右壁に押し込まれた青銅兜に加えて、頭部から陶器の破片3つ、青銅の飾り板、トルコ石の飾り、小さい家畜の踝などが発見された。


青銅兜は、上部の把手を含めた高さが22㌢、前後の幅が22㌢、左右の幅が16㌢である。


兜の表と裏は区別しにくい、表と裏のサイズは同じで、兜の下の両端に直径 6~7㍉の穴がある。


兜の端は幅5㍉の凸フレームで囲まれている。上部の把手は高さ2㌢、幅3.5㌢、厚さ1㌢である。青銅の飾り板は直径9㍉の半円状、背面に飾り穴があり、トルコ石の飾りは大きさ6x8㍉、厚さ2㍉、真中に穴がある。陶器の破片は暗褐色の粘土を焼いて作った。