「NURA-ZAISAN」センターは年間3~4万人に早期発見診断を提供
社会(ウランバートル市、2024年8月2日、国営モンツァメ通信社)8月1日、「タワン・ボグド」グループは、世界で医療機器生産においてリードする富士フイルム株式会社の人口知能に基づいた早期発見診断技術を備えた「NURA-ZAISAN」センターの開所式を行った。
同センターの特徴は、年間3万~4万人にサービスを提供する能力と最新の高性能設備が完備されていることである。
「NURA」国際プロジェクトは、モンゴル、日本、インド、ベトナムの 6 つの支店で実施されている。
2023年の9月に開所式を行った「NURA」検査センターは1年足らずで、1万5000人にサービスを提供し、がんの疑いがある500人以上の患者を発見し、次段階の病院に搬送した。性別は、男性が42%で、女性が58%となっている。年齢層で見ると、18~102歳で30~64歳が大半を占めている。これは、若者が早期発見に積極的に取り組んでいることを表明する。モンゴルで拡大したがんと生活習慣による慢性疾患は、平均で120分間で診断される。早期発見と診断の32の検査は、医療部門に革命をもたらした人工知能により、99.7%の確率で行われる。
Ts.バータルサイハン「タワン・ボグド」グループ社長は、「NURA-ZAISAN」支店は、保健分野で進歩した人工知能を活用し、短時間で正確な検査結果を出す。従い、病気の診断を受けるため海外に渡るモンゴル人の人数が減少する。また、個人と国の経済に貢献することが可能になる。「タワン・ボグド」グループは、モンゴルだけに限らず、中央アジア発展の主な柱であるウズベキスタン、キルギス、カザフスタンの市場への参入を準備している。更に、年間10万人の検査と診断の実施、当センターで発見された疾患の治療などに関しモンゴルの病院と協力することを目指している」と指摘した。
開所式の際、後藤禎一富士フイルム株式会社代表取締役社長に話を伺った。
富士フイルム株式会社と「タワン・ボグド」グループの協力により、2023年9月に「NURA」検査センター第一支店を開設し、すでに1万5000人以上の顧客を検査した。ちょうど1年間後に第二支店を開設した理由は何であろうか。
非常に多くのお客様にご利用頂き、稼働率が100%の状態が続いていた為、2センター目のオープンを急いだ。このような成功を納めたいとバータルサイハン氏と昨年1センター目のオープニングの際に話していた。実現できて非常に嬉しく思うし、又パートナーの「タワン・ボグド」グループを誇りに思う。
バータルサイハン「タワン・ボグド」グループ社長がウズベキスタンで開催された「モンゴル・ウズベキスタン・ビジネス・フォーラム」の際、ウズベキスタンでの「NURA」検査センター開設に1千万米㌦を投資すると述べた。富士フイルム株式会社は同プロジェクトにどのように協力するかを簡単に紹介していただきたい。
ウズベキスタンにおいても「タワン・ボグド」グループと協力し「NURA」センター開設の準備を進めている。モンゴルから中央アジアに健診文化を普及させたい。
NURAモンゴル・センターの2つの支店で合計300人の医療スタッフが働いている。