ガス焼却施設建設事業に関し会談
社会(ウランバートル市、2024年9月11日、国営モンツァメ通信社)9月10日、L.ホスバヤル首都副知事(社会・グリーン開発・大気汚染担当)はチェ・ジンウォン在モンゴル韓国特命全権大使と会談した。
会談で廃棄物のリサイクルや埋立地から排出されるメタンガスの削減などが話し合われた。具体的に、現在、首都ウランバートルには埋立地が3箇所ある。廃棄物の11.4%がリサイクルされ、88.6%が埋め立てられる。従って、廃棄物の埋立方法ではなく、先端技術を活用した廃棄物処理事業やガス焼却施設の建設事業について話し合った。
チェ・ジンウォン大使は「廃棄物の埋立と焼却は一般的に行われる。埋立は大量のメタンガスを排出するため、気候に悪影響を及ぼす。逆に、排出されたメタンガスの焼却により温室効果ガスが削減されると考えている」と述べた。
ホスバヤル副知事は、廃棄物処理は都市管理と自然環境保護に重要であると強調し、同部門における諸外国の良好な経験を学び、協力したい旨を述べた。
ガス焼却施設事業実施が検討されているナラン斜面埋立地は、2009年に日本企業の資金提供により設立された。同埋立地に浸出水処理システムも膜カバーもない。ここは主にバガノール区、バガハンガイ区、バヤンゴル区、ソンギノハイルハン区、チンゲルテイ区の廃棄物を受け付ける。1日当たりの廃棄物の平均排出量は2348㌧であり、これは首都で発生する廃棄物の約62%を占める。