オドバヤル氏:モンゴルは平和を重んじ、独立した多角的な外交政策を実施
フレルスフ大統領は第79回国連総会に出席(ニューヨーク市、2024年9月25日、国営モンツァメ通信社)オフナー・フレルスフ大統領の外交政策顧問であるE.オドバヤル氏に話を伺った。
ーーフレルスフ大統領は、第79回国連総会に出席中である。モンゴルは、国連の改革に関してどのような提案を行うことができるか。この会議では、国連安全保障理事会からロシアを除外することについて、研究者らが意見を表明している。
私たちは数年前から立場を明確に表明している。国連の改革に、安全保障理事会だけでなく、その他の全てのメカニズムも含まれている。これはウクライナとロシアの戦争以降に議論されている問題だけではない。モンゴルは国連の改革を支持している。しかし、ロシアを除外するかどうかの問題については言及しない。安全保障理事会のメカニズムは、現在の5つの常任理事国に限らず、他の国々を追加する必要があるという点で国連全加盟国が協議し合意を得、長年にわたり議論を続けている。従って、国連は現在よりも強力で名誉あり、効果的かつより安定的な決定を下し、それが実行される組織となることを目指す立場が明確に示されている。
ーー今回の国連総会におけるフレルスフ大統領の参加はどのようなものになるのであろうか。
フレルスフ大統領は2021年に大統領に就任して以来、国連総会に出席しており、これはモンゴルの外交政策の重要な一環となっている。国連総会の今年の会議には、2つの大きな特徴がある。一般討論のテーマは「誰一人取り残さない ― 平和の促進、持続可能な開発、そして今日と将来世代の人間の尊厳のために共に行動を」である。
アントニオ・グテーレス事務総長の主導による「未来サミット」にフレルスフ大統領が出席する。同サミットでは、各国の首脳らが3つの重要な宣言文を採択する。その後、フレルスフ大統領は国連総会第79回会議の一般討論に出席する。この際、国際関係の重要な課題についてのモンゴルの立場、外交政策の目標や優先事項を紹介する。
多極的な世界秩序が形成されつつある現在、この時期の証人として、人類が平和、友好、相互理解、相互信頼、文化、歴史、発展の道、そして多様性を互いに尊重する世界秩序を構築することを願っていると述べ、平和と友好を呼びかける。