地方における「食糧供給と安全保障」全国運動の進捗状況を探る
社会
(ウランバートル市、2025年4月11日、国営モンツァメ通信社)ハンガイ地域(バヤンホンゴル県、アルハンガイ県、ウブルハンガイ県)で、地方における「食糧供給と安全保障」全国運動の実施状況と成果を把握するために「協議会」を開催する。また、地方の食品および農業分野における工場や企業の活動を視察し、「食糧革命」研究者評議会および専門委員会の地方支部(ローカル委員会)を設立する予定である。
主な取り組み内容は:
・地方の食料、農業分野での成果
・21県の食糧分野の中小企業の成果
・地方で実施されている「食糧供給と安全保障」全国運動の枠で提供されたローン、担保、そしてそれらが地域経済や食品業界に与えた影響の把握
モンゴル国大統領が発案した、「食糧供給と安全保障」全国運動は2022年に国会第36号決議、2023年には政府第63号決議として正式に承認され、低金利で長期的な融資が提供されるプログラムで実施が始まった。これにより、食糧分野に対する減税措置や免税、国内で生産された農産物(野菜、小麦、牛乳)への奨励金が支給されるなど、政府による25の施策が実施されている。
今後、地方や首都圏での「食糧供給と安全保障」全国運動の実施をさらに強化するためには、学者や研究者、また専門職団体の参画を促進し、活動の範囲を拡大していく必要がある。