グリーンローンの金利引き下げ

社会
b.enkhtuya@montsame.gov.mn
2025-05-05 15:06:21

(ウランバートル市、2025年5月5日、国営モンツァメ通信社)自然・環境・気象変動省が主催する「暖かい家」個人住宅フェアがスフバートル広場で開催されており、国内外から80社以上の建設関連企業が参加している。フェアでは、住宅の断熱技術や環境に配慮した製品・サービスが紹介されている。

開会式で、サルダン・オドントヤ自然・環境・気象変動大臣は、「企業は積極的に最新技術を導入しており、市民の間でも住宅の断熱化への関心が高まっている」と述べる一方で、「多くの市民や企業の代表者からは、銀行融資の金利が非常に高いとの声が上がっている。年利13%は他国ではグリーンローンではなく商業ローンと見なされる。このような高金利の融資では、大気汚染を削減するための実効性のある対策を講じることはできないと感じた」と述べた。

大臣は、グリーンローンの金利引き下げを政府の最優先課題として掲げ、低金利が実現すれば企業は政府の支援なしに最新技術を導入し、顧客を見つけられるようになると強調した。更に、大気汚染削減に向けて、国家委員会が企業に生石炭の使用中止を要請しており、多くの企業が賛同していることを報告した。バヤンゴル区の学校や幼稚園ではすでに生石炭の使用が停止され、現在はチンゲルテイ区の行政機関でも同様の方針が広がりつつあるという。

最後に、大臣は国会、内閣、企業、家庭、そしてすべての国民に対し、大気汚染削減に向けて協力するよう呼びかけた。

「暖かい家」フェアは5月7日まで開催される予定である。