「ゲゲーン・ムザ18」国際演劇祭 開催

カルチャー
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2025-05-26 13:03:07

(ウランバートル市、2025年5月26日、国営モンツァメ通信社)

「ゲゲーン・ムザ18」国際演劇祭が開催され、新たに「人形劇」と「最優秀投資家」の2部門が加わり、対象範囲が大きく拡大した。2024年~2025年にかけて過去最多となる多くの舞台作品が制作され、演劇祭はアーティストの技術と創造力を競い合い、互いに学び合う重要な場として発展した。

メイン演劇部門の最優秀作品賞は、プロシアターの『くるみ割り人形』が受賞。マイナー演劇部門でルーマニアのシアタートニーブランドラによる『I Am Not』が選ばれた。

演出賞はモンゴルのO.イトゲル氏が『三銃士』の演出で獲得。最優秀ステージアーティストは『極めて高い』歴史劇のS.アリオンボルド氏が、作曲賞は同作のSh.ウルジーバヤル氏が受賞した。

主演男優賞は『1984』のウィンストン・スミス役を演じたS.ボルドエルデネ氏、主演女優賞はアンジェリカ・レモニ氏が『オイディプス王』のジョカスタ役で受賞した。

助演男優賞は『極めて高い』のホホイ役を演じたA.ツェレンバルジル氏、助演女優賞は『三銃士』のコンスタンス・ボナシュー役を演じたT.エネレル氏が獲得している。

また、人形劇部門でモンゴル国立人形劇場の『モリンホール』が優秀作品に選ばれた。

二人芝居部門で、『Omikronyiota(オミクロンイオータ)』が注目され、最優秀演出賞にイオアニス・ディダスカロウ氏、最優秀美術賞にアタナシア・チャルキア氏とゾイ・パパリ氏が輝いた。最優秀男優賞(二人芝居部門)は『ネズミ狩り』に出演した若手俳優P.ムンフデルゲル氏が受賞した。

本演劇祭は、「ゲゲーン・ムザ」アカデミーおよび国際演劇協会モンゴル支部の主催、ウランバートル市首都知事室の後援により開催された。

今回のフェスティバルには、モンゴル国内外から合計92作品が応募され、その中から予選を通過した23作品が、4部門・全21の賞カテゴリーにノミネートされた。

モンゴル、ウガンダ、デンマーク、スロベニア、香港、日本、ルーマニア、ギリシャ、アラブ首長国連邦、チュニジアのアーティストやゲスト審査員が参加し、多彩な国際色を誇る演劇祭となった。