Ulaanbaatar
エメールト産業パークに新発電所建設
経済
（ウランバートル市、2025年9月30日、国営モンツァメ通信社）首都開発24件のメガプロジェクトの一環として、ウランバートル中心部から約30㌔離れたハン・オール区シャルホーロイの谷に、539㌶規模の「エメールト・エコ産業パーク」が建設される。
同パークには電力や暖房、工業用蒸気や温水を供給するため、出力24メガワットの熱併給火力発電所を新設する計画である。設計は年内に完了する見通しで、2026年に着工し、約2年で竣工・稼働を目指すと報じた。
発電所は、低温循環流動層方式を採用した蒸気生成量110〜130㌧／時のボイラー2基と、12メガワット級の蒸気タービン発電機2基を導入する。中央電力系統と並列運転し、安定供給を図る。
年間で約20万㌧の石炭を消費し、1億5600万キロワット時の電力と26万5600ギガカロリーの熱エネルギーを生産する。パーク内の需要を賄う他、185人の雇用も創出する。
新設発電所は高効率燃焼で大気汚染を抑える環境配慮型技術と最新の自動制御システムを採用する。更に、暖房や温水、浄水の配管網、電力・通信インフラは地下トンネルに収容する計画となっている。
