鉱業部門におけるインフラ整備について協議

鉱業
arvis@montsame.mn
2016-05-10 17:56:15

 鉱業部門に投資家を引き寄せる目的の「Coal and Metals Mongolia-2016」国際フォーラムが6日と7日に開催された。今年のフォーラムに外国人のゲストの出席が比較的少なかった。その原因は石炭価格が下落し、市場が縮まると共に出席者も減ったという。主催者によると、フォーラムに中国やカザフスタン、オーストラリア、日本各国からの出席者は最多であったと報告した。二日間に渡って開かれたフォーラムに出席した投資家の大半は金、銅を巡る計画に関心を持っていた。鉱物資源や原料品の市場で価格が下落していない資源は金と銅のみである。

フォーラムの開会挨拶をR.ジグジド鉱業大臣が行い、「モンゴル政府は外国直接投資を引き寄せ、後援し、長期的で、持続的な協力を求め、必要な政策を実施しています。そこで、法的環境が改善し、国内外の投資家に対し競争力のある市場ができています」と語った。

一方、出席者たちは法的環境の改善が長期的に持続性を保つことが何よりも必要と述べ、鉱業部門の競争力や生産力の向上、市場を開拓するにはインフラ整備の完備が重要であると強調した。インフラ整備の完備としては、先ず鉄道網の拡大や持続的なエネルギー生産、トランジット輸送に関する各課題を解決することが重要である。予算歳入の4分1を占める鉱業部門は、昨年、国内総生産(GDP)の17%、工業部門生産の80%を単独で占めた。

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