米大統領補佐官は訪モ、政府高官として3年ぶり

政治
dashtseren@montsame.gov.mn
2019-07-09 15:31:33

 ジョン・ボルトン米国家安全保障担当大統領補佐官がG20大阪サミットからモンゴル訪問へ入った。米政府高官の訪モは、2016年のジョン・ケリー国務長官ぶりだ。

 ハルトマー・バトトルガ大統領は 7月1日、モンゴル訪問中のジョン・ボルトン米国家安全保障担当大統領補佐官による表敬を受け、会談では、両国の新たな協力関係の可能性、地域安全保障、エネルギー問題等について協議した。 

 続けて、ゴンボジャブ・ザンダンシャタル国会議長はジョン・ボルトン米大統領安全保障担当補佐官と会談した。両氏はモンゴル・米国間の経済関係促進を焦点に協議した。ボルトン補佐官は「両国関係は、政治や経済、防衛など広範な分野で確実に進んでおり、今後もこの関係が継続するだろう」と話し、「貿易や投資に係る協力促進は関係拡大に向けての重要な要素である。2つの経済大国に挟まれている、将来的に経済成長の展望があるモンゴルと当該分野での協力が十分ある」とした。ザンダンシャタル議長は米朝首脳会談に触れ、モンゴルと北朝鮮が友好関係で、次の米朝首脳会談開催地としてモンゴル検討を打診した。 

 同日、オフナー・フレルスフ首相とボルトン米大統領補佐官と会談があった。両者は、信頼に基づく友好関係を戦略関係へ発展させ、総合的パートナーシップの強化、政府高官間の対話継続、政治・経済的協力の促進、モンゴル・米国経済拡張連携に関する行程表の行動化、新たな分野での協力推進、第3隣国通商奨励に関する法案成立等について協議した。