自然環境・観光省、今後4年間の行動計画案を発表、モンゴル西部地域の観光発展に注目

社会
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2021-02-17 11:36:20

 サランジャブ・バヤスガラン自然・環境観光省・観光政策 調整部部長は同省の今後4年間の行動計画案を公表した。これによると、国内観光産業を発展させるために、地域のそれぞれの特性に合った観光政策を講じ、地方住民の収入増加、観光による弊害削減を目指しているという。この分野で2021年~24年度に実施される大規模事業は:

・アジア開発銀行(ADB) の3800万米㌦資金提供による「持続可能な観光発展」事業の枠組みで、ヘンティー県でチンギス・ハーン記念の複合観光施設を建設する。フブスグル県での観光公害を削減させ、インフラ整備を発展させる。これにより、フブスグル湖の西岸沿いに舗装道路、駐車場、トイレなど衛生施設を建設する。最新技術を利用し、観光客増加による液体及び個体廃棄物を処理する。

・JICAの資金提供によりアルハンガイ県とウブルハンガイ県の領土を跨って位置するオルホン渓谷地域を一流の観 光地とする事業の調査を行う。

・ゴビ地域を考古学研究の中心として発展させる事業実施を企画している。

・モンゴル西部に位置する観光地を訪れる観光客数を増やすために、西部地域の特性を反映した観光商品・サービスを提供するために取り組む。アジア開発銀行(ADB)による借款900億トゥグルグブス県では民族スポーツの複合施設を建築し、この施設での伝統スポーツイベントを開催し、手工芸品、伝統的な料理の提供を通してモンゴルの伝統文化を宣伝する。バヤンウルギー県では国際基準に合った山旅行を発展させるという。

 自然環境・観光省は新型コロナ終息後の観光産業復活を目的に、まずは国連世界観光機関(UNWTO)と協力し、観光復活事業を実施する。世界的に有名な観光専門家との協力で国際的に実施している観光政策を短期間に国内で講じでバヤンウルギー、ホブド、オブスの3県で「持続可能な観光発展‐2」事業を実施する予定で、これに関するフィジビリティスタディーを作成中。実施期間は2021年~27年まで。この事業の一環としてホブド県で遊牧民文化の観光研究センターを設立し、同県県庁所在地の北部にある「サンギーン・へレム」清朝の城壁跡を観光ストリートに する。また、同県マンハン郡の「ゴルバン・ツェンヘリーン・アゴイ」にある40万年前の岩絵をデジタル化し、電子博物館を作る。

 一方、オブス県では民族スポーツの複合施設を建築し、この施設での伝統スポーツイベントを開催し、手工芸品、伝統的な料 理の提供を通してモンゴルの伝統文化を宣伝する。バヤン ウルギー県では国際基準に合った山旅行を発展させるという。自然環境・観光省は新型コロナ終息後の観光産業復活を目的に、まずは国連世界観光機関(UNWTO)と協力し、観 光復活事業を実施する。世界的に有名な観光専門家との協力で国際的に実施している観光政策を短期間に国内で講じる企画を作成したという。 ちなみに、世界経済フォーラムの旅行・観光競争カレポートが発表され、モンゴルは140ヵ国から111位に入った。そこで、自然・環境観光省はこの順位を上げるため、韓国政府の無償資金でモンゴル観光協力向上を目的に総合プロジェクトを実施しているという。この一環で観光トレーニングプログラム作成、トレーニング複合センター建設に取り組んでいる。また、観光サービスを改善するため、39地点に観光複合施設を建設するという。