閣議決定5月3日:「腐敗認識指数」改善の取り組み

政治
l.naranzul@montsame.gov.mn
2023-05-16 12:01:57

トランスペアレンシー・インターナショナル(TI)国際非政府組織(NGO)が発行した2022年の「腐敗認識指数」と2023~24年の戦略について議論した。

腐敗認識指数の決定及びその他の指数を定義する機関と協力し、会談を行い、作業計画を作成し、次回、閣議検討するようヒシゲー・ニャムバータル法務内務大臣に一任した。

トランスペアレンシー・インターナショナルNGOが発行した2022年の腐敗認識指数では、モンゴルは33点で180ヶ国中116位となった。腐敗防止制度の回復に向け、様々な措置を講じたが、十分な腐敗リスクの対策になっていないと下記の通り結論づけた。

豊富な天然資源を有するモンゴルでは富の配布、管理、支出に関する意思決定の情報が非公開であり、規制が不足している。

公務員が公益より利益を重視することは国民における反対運動の要因となる。

政府はこのような状況を改善するために、公共調達法の改正、腐敗に関わった役員を公務から解任し、国営社のガバナンスを標準化し、各段階における透明性を確保する必要がある。

ニャムバータル法務内務大臣は腐敗認識指数の改善に向け、政府は2023~24年を「腐敗・汚職対策の年」と位置づけ、5つの戦略を実行し、取り組んでいると主張した。この枠で内部告発者の法的環境に関する法案、非政府組織法、採掘産業の透明性と行政サービスの電子化、包括性、国有企業の透明性、人権侵害の防止と保護、外国無償金や融資等に関する情報を定期的に提出すると述べた。