ブルガン県:「アルタルガナ-2024」ナーダムのシンボルに種牛が選出

社会
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2024-07-19 12:29:39

(ウランバートル市、2024年7月19日、国営モンツァメ通信社)ブリアート文化省は、今年ボルガン県で開催されるブリアート民族の「アルタルガナ-2024」ナーダムのシンボルとして種牛領主を選出した。同シンボルはナーダムのすべての文書と活動に使用される。



ボルガン県テシグ郡人口の25%はブリアード種族である。ブリヤート族のシンボルとなった「種牛領主」という精神遺産をテシグ郡出身ターワーさん及び子どもたちのツレンジャブ、ツェグミッドを率いる一部の人々が引き継いだ。同氏等は「種牛領主の呼び掛け」という口頭伝承を復活させ、テシグ丘の奥に「種牛像」を建てた。


種牛偶像の目的は、生命の源である家畜群れを愛・保護し、人間と家畜の病気を抑制し、家畜の利点を最大限に活用するため種牛を尊重し、過去世代から伝承してきた生涯の偶像に仕立てられ、岩の多い高地に移り、ハダグを結び、お茶、ミルク、お酒、清水の上から少量を取り、種牛の口、お凸、背中の上に滴らし、線香の煙を立たせ、浄化する。


同祭祀地で「セルゲ」及び白樺の棒が建てられ、種牛を導き「セルゲ」棒を周り、呪文を唱え、子どもたちと生活を託し、山と川を祈り、「種牛領主」から活力を取得する。「セルゲ」というのは白樺の棒で、ブリヤート族は「水と川の母なる木」として尊敬する。


昔、白樺のコルクに霊感の言葉が書かれていた。ブリヤート族の祖先は「ハヴチランギーン・ハラート」、「バガ・ヒャサー」、「チョロート・タイガ」、「ドード・ナリーニー・タイルガ」などと呼ばれる岩石・崖・高地に「種牛領主の呼び掛け」を行っていた。種牛領主は、トゥンヘン・ドノ・サヤン山脈、万年雪の山頂ムンダラガ及びフルハ、ショショーログ姓の民族が暮らす郷土を観光し、保護下に置き、差別や侮辱から守護してきた。


国際機関は「文化遺産が全ての民族、人種が存在する主な原本である」と宣言した。文化遺産は時の試練を超え、普遍的に認められ、民族の存在する原本となり、歴史、文化、科学の意義を持つ価値観のあるものである。種牛領主偶像は民謡から原点・開発した歴史、文化の貴重な遺産であり、自然と適切に向き合い、人々は礼儀正しく謙虚であり、お互いに親切で敬意を持つことに多大な貢献をした。