フレルスフ大統領:プーチン大統領の訪問は友好関係と互恵協力を経済により充実
政治(ウランバートル市、2024年9月4日、国営モンツァメ通信社)9月3日、オフナー・フレルスフ大統領はプーチン大統領との公式会談について記者会見を行った。
フレルスフ大統領は、「ハルハ河戦争共同勝利85周年、モンゴル・ロシア友好象徴である「ウランバートル鉄道」合弁会社設立75周年、モンゴル・ロシア国交樹立100周年の枠内で開催されたウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン・ロシア連邦大統領のモンゴル公式訪問に心から感謝の意を表す。私たちはハルハ河戦争での勝利を両国の独立と領土を守るために命を犠牲にした兵士たちを追悼し、彼らの愛国心を将来の世代に永続させ、モンゴル人とロシア人の偉大な行為によって平和と発展のために築かれた友好関係を強化する目的で特別に祝う。永遠の隣国である両国の間に確立された伝統的な友好関係と協力が、時を経て強化され、新たな内容で拡大し、現在では包括戦略的パートナーシップのレベルに達していることを嬉しく思う。
プーチン大統領の今回のモンゴル訪問は両国の友好関係と互恵的協力を経済により充実させ、特に燃料、エネルギー、道路交通、自然環境、文化、教育、保健、人道などの各分野における協力の更なる発展にとって非常に重要な出来事である。
また、両国、地域、国際社会が直面する課題について意見交換し、互いの立場を話し合った。会談の結果、「石油製品の供給における協力に関するモンゴル政府とロシア連邦政府との間の協定」と「モンゴル・ウランバートル市の第3火力発電所の増設及び改修のための設計作成に関するモンゴル政府とロシア連邦政府との間の協定」に署名した。
長年にわたって議論されてきたエギーン・ゴル水力発電所プロジェクトに特別な注意を払い、「バイカル湖とセレンガ川の保護における協力に関するモンゴル国自然環境・気候変動省およびロシア連邦天然資源・エコロジー省の間の相互理解覚書」を締結し、「ウランバートル鉄道」合弁会社規約を改正する議定書を制定した。このように、エギーンゴル水力発電所建設が両側の努力により進んでいることを嬉しく思う。
ロシアはモンゴルの主要な貿易相手国である。モンゴルとロシアの貿易額は近年増加しているが、貿易不均衡を是正する措置を講じた結果、モンゴルとユーラシア経済連合は暫定的な自由貿易協定を締結することで合意した。同協定は両国の貿易法的枠組みを改善し、経済協力を拡大する新たな機会を生み出すであろう。 両国が暫定自由貿易協定の年内締結に向けて取り組んでいることは称賛に値する。
モンゴルからユーラシア経済連合加盟国に輸出される375種類の動物由来の商品は輸入関税が完全に免除される。これはモンゴルの農業分野と中小企業の発展を大きく支持するだけでなく、貿易、投資、ビジネス環境に新たな機会を開く。
双方は、「モンゴル・ロシア・中国経済回廊プログラム」に含まれたプロジェクトを現在のニーズと要件に従って更新し、活性化することで一致した。それはモンゴルの交通輸送のユニークな機会と能力を最大化すると同時にロシアの「大ユーラシア構想」、中国の「一帯一路」構想、モンゴルの「草原ロードプログラム」の枠内で、三国間の協力を発展させる条件を作り出す。
モンゴル人学生がロシア政府の奨学金を受けて留学する機会を増加させるために取り組むことに感謝を申し上げる。モンゴルは、平和を重んじる独立的で開放的かつ多角的な外交政策の枠内で隣国ロシアとの協力を拡大・発展させることに尽力している。
私たちは、いかなる国の歴史、文化、国益、発展の道筋からもたらされる多元性を尊重し、多角的な原則に基づいた国際関係の構築に努める。私たちは、世界情勢における国連の役割と調整をさらに強化することを強く支持する。そのため、モンゴルは、国際的な困難や誤解は相互理解、相互信頼、相互尊重、対話を通じて克服し、国際法規範の枠で解決するべきであると考える。従って、私は、モンゴルの永遠の隣国であるロシアが、世界の平和、安全保障、持続可能な開発、人類の福祉のための偉大な事業においてリーダーシップを発揮し、世界諸国の信頼、相互尊重、協力の強化に貴重な貢献をすると確信している。
プーチン大統領の今回の訪問は、両国の歴史的かつ伝統的な友好関係と協力を更に強化し、互恵経済協力を拡大・発展させるための重要な一歩である。
プーチン大統領閣下、古代の歴史と永遠の青い空の国であるモンゴルへようこそ」と述べた。