TOP100企業の資本市場活用と国内投資促進

経済
b.enkhtuya@montsame.gov.mn
2025-04-16 09:29:04

(ウランバートル市、2025年4月16日、国営モンツァメ通信社)金融規制委員会(FRC)の会議では、「証券登録手続き」「債務証券登録手続き」「店頭市場取引手続き」に関する改正が行われた。

具体的には、トップ100企業に選ばれた企業が新規株式公開(IPO)として初めて株式を発行する際、資産評価を行う必要がなくなった。また、発行期間が1年以内で、発行額が最大50億トゥグルグまでの債券については、担保や保証の提供、引受契約の締結が不要とされた。さらに、金融規制委員会は、新規株式公開に関連する株式の登録申請に対し、10営業日以内に決定を下すことが義務づけられている。

今回の制度改正により、国内の主要企業は、公募・私募を通じてより柔軟かつ迅速に資本市場からの資金調達を実現できる環境が整備された。これにより、企業は成長投資の加速、収益基盤の強化、さらにはブランド価値やコーポレート・ガバナンス水準の向上を図ることが可能となる。こうした動きは、国内外の投資家による資金流入を促進し、資本市場の活性化ならびに経済全体の持続的成長に資するものと期待される。

昨年、国会で承認された証券市場法の改正により、国際金融機関がモンゴル国内の債券市場で債券を発行できるようになった。これを受け、今回の会議では「債務登録規則」に新たに債券の登録に関する規定を追加することも承認された。