3年間で48頭の野生ヤギを再導入

自然環境
b.enkhtuya@montsame.gov.mn
2025-06-24 11:42:52

(ウランバートル市、2025年6月24日、国営モンツァメ通信社)6月21日、「モンゴル-99」NGOは、アルハンガイ県エルデネボルガン郡のボルガン山自然保護区において、21頭のヤンギル(野生ヤギ)を再導入した。この取り組みは、同地域におけるヤンギルの個体数回復と生態系の再生を目的としており、2023年から本格的に開始された。

同プロジェクトで、2023年に11頭、2024年に16頭が放たれており、今回の21頭を加えると、過去3年間で計48頭のヤンギルがこの地域に再導入されたことになる。

再導入事業は、自然環境気候変動省が推進する「ビジョン2050」および政府の行動計画に基づき、生物多様性の保全、生息域の維持、希少種の人工繁殖といった目標の一環として行われている。

2023年に実施されたモンゴル・ロシア間の国際共同調査によると、両国の国境をまたぐ地域には約7000頭のヤンギルが生息しており、そのうち約4000頭がモンゴル側に分布していることが確認された。