ボグドハン山、国家祭祀
自然環境
(ウランバートル市、2025年9月12日、国営モンツァメ通信社)11日、ボグドハン山を祀る国家祭礼が行われ、フレルスフ大統領をはじめ、バトバートル自然環境・気候変動大臣、ニャムバートル首都市長、バヤル首都市議会議長ら政府・市当局関係者が参列した。
ボグドハン山は1778年に保護対象とされ、翌年から祭祀が始まった歴史を持つ。1995年に伝統が復活し、国会決議により自然保護区、大統領令により国家祭祀の対象となり、現在は5年ごとに儀式が行われている。
同山はトゥブ県とウランバートル市の境に位置し、ヘンティ山脈の流域に属する。世界で最初期の自然保護区の一つとされ、森林とタイガの景観が広がり、モンゴルにおける森林分布の最南端を形成している。森林草原と乾燥草原の境界にあたり、多様な自然環境を有し、山内には大小40近い渓谷が存在する。