モンゴル人児童の平均身長7~13㌢伸び 50年前と比較

社会
bolormaa@montsame.gov.mn
2021-11-12 10:03:27

 モンゴル国立医科大学のマンダハ・ムンフザヤ(ph.D)氏は、ウランバートル市の学齢児童の発達・体格状態に関する過去50年間の変化を調査した。

 当調査は1978年及び1992年のデータ、そして2015年から2018年にウラーンバートル市内の13の小中高校の617歳の8046人の小中学生・高校生の身体計測データを対象にしたものである。

調査によると、50年前と比較すると、現在の817歳の男子の平均身長が713㌢、女子の平均身長が6.911㌢それぞれ伸びている。

1990年までは男女共にばらつきがあり、1990年以降は1012歳の男子の平均身長は継続的に伸び、2010年には1113歳の女子の平均身長は一時低下し、それ以来、男女共に平均身長は伸び続けている。また、1013歳の女子の身長は男子より高いが、15歳以降は男子の平均身長は女子を超える傾向にあるようだ。これらを米国の児童の平均身長と比較するとモンゴルの612歳の児童は1㌢低く、13歳では2.4㌢低いという結果を出している。

 体重と比例した発達・体格状態を見ると、調査標本となる男子4044人の69.5%、女子4002人の71.7%が世界保健機関(WHO)の基準を満たしている。しかし、男子の15.4%、女子の13.6%が標準体重に及ばない。

 さらに、2016年の英国インペリアル・カレッジロンド大学院の研究によると、過去100年間でモンゴル人の平均身長は10㌢伸びている。例えば、1914年に成人男性の平均身長は159.1㌢であったに対し、2014年には169.1㌢となった。成人女性は1914年に147.9 ㌢であったに対し、2014年には158.2㌢となり10.3㌢も伸びていることが分かった。