パナマ開催のCRIC23でCOP17準備状況を報告
社会
(ウランバートル市、2025年12月4日、国営モンツァメ通信社)12月1日、国連「砂漠化対処条約(UNCCD)」の第23回条約実施レビュー委員会(CRIC23)が、パナマで開幕した。
同会合で、条約の各国での実施レビュー、科学的根拠に基づく政策・戦略の整合性に関する提言、さらに2030年以降の国際戦略の枠組み策定について議論が行われる。
島国であるパナマが、2025年に「リオの3条約(気候変動、生物多様性、砂漠化)」に関する科学および委員会の一連の会合を受け入れていることは、同国が自然環境保全と持続可能な開発の推進に向けて揺るぎない姿勢を示すものであり、これら三本柱を統合的に捉え、連携して取り組むことで、世界規模の危機克服や国民の強靭で持続可能な未来の構築に貢献する意欲を示すものだと説明された。
特に、干ばつ・砂漠化・土地劣化の課題は、乾燥地域の国々だけの課題ではなく、島嶼国にとっても生活や存続に関わる重要な課題であることを、国際社会の注目点として提起していく考えが、公式開会式で明らかにされた。
一方、モンゴル代表団は、政府の立場を表明するとともに、2026年8月17〜28日にウランバートル市で開催される予定の「国連砂漠化対処条約第17回締約国会議(COP17)」の準備状況の紹介や、パートナーシップ強化に向けた働きかけを行う予定である。
Улаанбаатар