豆炭25kg、3750トゥグルグで販売

社会
manduhai@montsame.gov.mn
2019-07-31 15:57:49

 ナムスライ・ツェレンバト自然環境観光大臣兼国家環境汚染削減委員長は7月20日、豆炭[無煙炭及びその他の炭化物を配合して卵形またはこれに類似した形にした固形燃料]の生産状況と備蓄に関して現場を視察し、関係者に指示を与えた。

 首都ウランバートルのゲル集落の世帯では、暖房に必要な冬季に60万㌧の豆炭が必要。現時点で、13万㌧の豆炭が生産され備蓄されている。生産された豆炭を500の契約販売店で販売する予定で、販売は40か所で行われる。つまり400世帯に一軒の販売店がある計算になる。

 豆炭はカードで販売と計画され、各家庭は住宅、かまどやストーブにより購入量がそれぞれ異なる。各家庭にカード1枚を発行し、購入の際、カードのPOS専用端末を使用する。アンドロイド・アップも開発されているので、何も支障は出ないという。


400世帯に一軒の販売店を設置

 改良固形燃料の豆炭は25kgずつ包装され、1袋は3750トゥグルグで、1㌧は15万トゥグルグで販売される。ウランバートルの東西の郊外に備蓄用倉庫を設置し、一つの倉庫は製造工場の敷地内にあり、もう一つはアムガラン駅構内にある。現在、製造工場から貨物列車18車両で90㌧の豆炭をアムガラン駅に輸送し保管し、他の契約販売店には夜間に車で搬送すると、「タワントルゴイ燃料」社は説明している。

 首都ウランバートルでは5月15日から生石炭搬入が禁止されている。これに関連して、行政監察庁、警察庁、ウランバートル市内の検問所は生石炭搬入を監視し防止に努めている。ツェレンバト自然環境観光大臣兼国家環境汚染削減委員長は、現場視察の

際、販売店の増設と備蓄倉庫設置の迅速化、燃料保管、備蓄量の増加、生石炭の搬入防止対策、市民には住居の暖房方法に関する知識を定期的に提供するよう、各関係者に指示した。