「長期ビジョン2050」長期国家開発計画案、政府へ提出

政治
gombosuren0625@gmail.com
2020-01-15 16:15:13

 ロブサンナムスライ・オユンエルデネ内閣官房長官を長とし、行政機関や各界を代表する専門家や学者、研究者で構成され、長期的国家開発計画の策定を目的のワーキング・グループがこのほど、本作業を終え、1月3日に「長期ビジョン2050」として内閣に提出した。

 このワーキング・グループは2019年4月30日付き、オフナー・フレルスフ首相の命令第52号により、過去30年の発展とその転換期を分析した上で、今後の30年間の展望を図る2050年までの長期又は中期開発計画を策定する目的で立ち上げられた。本作業は行政各部及び大学機関、研究機関、市民団体などの関係者1500名が動員された。

 ワーキング・グループは、1992年以降、採択された517件の事業や行動計画、国家政策等に焦点を置いて「政策の連結性と効率性、実施結果が悪い」などの問題点を洗

い出し、その教訓を生かしながら改善を図る形で、7か月を経て作成を終えた。オユンエルデネ内閣官房長官は「長期ビジョン2050」開発計画の詳細について説明。経済分野について「鉱業とその関連産業、農業とその関連産業、エネルギー産業、運輸業、テーマ特化の観光産業、創造産業を経済の優先分野として位置付けた」と官房長官は語り、「各分野における開発政策とその実施、事業に係る根拠とフィジビリティ・スタディ(F/S調査)を反映させた」とした。

 一方、フレルスフ首相は、関係者の尽力に感謝するとともに、「この計画はモンゴルの今後の発展と展望を照らす『北極星』になるだろう」と期待と意気込みを表した。