モンゴロイド等の差別言葉をオックスフォード辞典から除外

教育
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2021-02-24 12:12:19

 オックスフォード大学出版局による、英語上級者向けの英語辞典での「mongol、mongoloid、mongolism」という言葉のダウン症、つまり遺伝的欠陥があるという説明をこの辞典から除外すると、同出版局は「モン ゴルアイデンティティー」NGOに報告した。フォーミュラ1レースの時、マックス・フェルスタッペン選手は相手をモンゴルと侮辱した。当時、オックスフォード辞典にある言葉であるため、普通に使えるとソーシャルメディアに投稿する人もいた。

 これを受け、モンゴルアイデンティティーNGOは1月4日の「教育の国際デー」で、オックスフォード大学に対してこれらの言葉をオックスフォード辞典から除外するよう、要請した。同大学は要請を受け、これらの言葉の侮辱的な意味を確認し、今後、この辞典に載せないと決定し た。この出版局による英語上級者向けの辞典は、世界中の図書館、大学で広く使われる辞典である。

 1866年、英国の物理学者ジョン・ラングドン・ダウンは、先天性疾患群と知的障害のある人々を 研究し、「ダウン症」を発見し た。一方、彼はダウン症の子どもたちは知的障害を持つ他、目と顔がモンゴル人に似ていると事実を誤解し、当時のヨーロッパ人の間で、染色体と精神障害を持つ人々はモンゴロイド(日本語では、蒙古症「もうこしょう」)と呼ばれ、黄色人種に特有のものという偏見が広がった。世界保健機関は(WHO)は1965年にダウン症のモンゴロイドという呼び方を禁止する決定を出した。