モンゴルとEUの共通の価値観
政治5月17日、ゴンボスレン・ザンダンシャタル国会議長は欧州連合大使および欧州連合諸国のモンゴル駐在特命全権大使らを迎え、議会が推進する法改正について意見交換を行った。
同会議は2009年から毎年継続して開催されてきたが、コロナ渦に伴い4年間中断された。会議の冒頭でザンダンシャタル国会議長は、議会の民主主義の強化が今期国会の主な目標であると強調し、国民参加と人権に基づく包括的な法改革を推進していると述べた。
参加した大使らは、議会間の協力強化と立法と代表制民主主義の形成におけるベストプラクティス交換の面で協力の用意があると表明した。さらに、モンゴルの人権指数が上がり、民主的価値観を守っていることを評価した。
ザンダンシャタル国会議長は、モンゴル人にとって欧州連合と加盟国は人権、自由、民主主義という共通の価値観で繋がっている第三の隣国であると強調し、地域の特性を活かしたビジネス・貿易分野における多面的協力の拡大に向け法整備の構築に努める方針を伝えた。
来年はモンゴルと欧州連合の国交樹立35周年を迎える。会議の終わりに、アクセル・二ケーズ駐モンゴル欧州連合大使は、議会が実施する法改正への全面的な支持を表明し、今期国会におけるジェンダー配慮と人権を尊重した法律制定活動に感謝の意を表した。