国内電力とエネルギーの20%を再生可能エネルギーで供給

経済
l.naranzul@montsame.gov.mn
2023-10-12 10:14:36

(ウランバートル市、2023年10月12日、モンツァメ)10月11日、電力規制委員会が再生可能エネルギー先駆者の一つであるモンゴル初の風力発電所「サルヒト」の運転状況について「持続可能な開発のため」記者クラブの代表らに紹介した。


モンゴルは、総エネルギーの最大30%を太陽光と風力エネルギーで供給する目標を設定し、現在は、 20%が再生可能エネルギーにより供給されているという。


2004年、初めて民間の「ニューコム」グループが再生可能エネルギー・プラントの特別許可を取得し、「クリーン・エネルギー」社を設立した。同社設立により、2014年以来、モンゴル初の風力発電機から電力を供給し、現在も稼働されている。同発電所はウランバートル市から70㌔、トゥブ県セルゲレン郡サルヒト山の斜面に位置する。風力発電所周辺に31  基の風力タービン塔が建てられ、中央送電線に電力が供給されている。


1本のタービンタワーの高さ80㍍、重さ125㌧、発電量1.6MW、風力タービン・ブレード1枚の長さは40㍍、1分当たり9~18回回転、最大風速は1秒当たり77.2㍍、重さは6.2キログラムである。




「サルヒト」風力発電所は現在、再生可能エネルギーの3.2%を供給して、12万2000㌧の石炭と106㌧の上水を節約し、160キロワット以上の電力を生成している。また、業界の技術者や専門家は、年間18万㌧の温室効果ガスの放出を防止し、発電所による拡張の可能性を強調した。