大気汚染・砂漠化・土地劣化・干ばつ対策の実施状況を検討
社会
(ウランバートル市、2025年9月25日、国営モンツァメ通信社)ブルースカイ・ホテルで、「モンゴルの大気質管理に関する国家セミナー:発展と展望」が開催された。同セミナーは、アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)の北東アジア環境協力プログラム(NEASPEC)における第28回高級実務者会合(SOM-28)の一環で、モンゴル、ロシア、中国、韓国、日本など40以上の代表が出席した。
セミナーで、モンゴルの大気質の現状や管理体制、関連政策・規制、機関・組織間の連携について発表が行われ、参加者は課題の共有と協力体制の強化について議論した。さらに、大気汚染対策、低炭素都市の推進、砂漠化や土地劣化の防止、生物多様性の保全、地域での自然保護の取り組みなどについても情報交換が行われた。
また、2026~2030年の戦略計画や予算、成果枠組みが承認され、加盟国や国際機関の政策・取り組みについて意見交換が行われた。モンゴル自然環境気候変動省のD.ゾルバヤル国務長官は、「モンゴルは2026年8月に『国連砂漠化対処条約(UNCCD)第17回締約国会議(COP17)』を開催予定であり、今回のSOM-28の成果はCOP17や地域協力に重要な貢献をもたらす」と強調した。