デレゲルサイハン氏:「予算支出増加を抑え、赤字なしで管理するべき」
経済
(ウランバートル市、2025年3月24日、国営モンツァメ通信社)経済開発省は、2026年度国家予算枠組み声明および2027~2028年の予算予測に関する法案について討論会を開催した。
予算安定確保評議会、財務省、モンゴル銀行、国際通貨基金(IMF)、学者・研究者、市民社会団体の代表らが出席し、中期予算枠組み声明の策定において注目すべき課題や今後の方針について意見交換を行った。
また、経済現状、マクロ経済の主要指標、予測される経済動向、インフレ、政府債務の現状、中期戦略についての報告が行われた。
B.ツェンド・アユシ・モンゴル銀行経済分析政策部長は、ィンフレの現状について「年初2ヶ月のインフレ率は9.6%に達しており、その主な要因は食品、特に小麦、食肉、食肉製品の価格上昇である。ここ2年間、冬と春の雪害によって家畜の死亡率が上昇した。昨年だけでも、940万頭の家畜が死亡したという統計データがある。この理由で食肉の供給が不足し、それに伴い価格が上昇している。例えば、現在、羊肉や牛肉の価格が20%上昇しており、これが食肉製品や飲食業にも影響を与えている。一方で、自然環境や気候変動が、価格上昇の主要な原因となっている」と述べた。
予算安定確保評議会は中期予算枠組み声明を策定し、必要なマクロ経済予測と状況報告書と共に提出した。