雇用対策強化、全国にジョブ・センター30カ所設置へ
社会
(ウランバートル市、2025年4月22日、国営モンツァメ通信社)雇用サービスの「ジョブ・センター」複合施設を増設する。
モンゴルの労働市場では、雇用政策と教育政策の連携が不十分なため、労働需要と供給のギャップが生じており、特に職業と技能のミスマッチが顕在化している。
2024年時点で、高等教育、専門学校および訓練機関の卒業生のうち、全体の53㌫が自分の専門分野とは異なる仕事に従事しており、収入には10%以上の格差が生まれている。一方で、15.7㌫は専門職に就いており、仕事に満足していると回答している。また、28.6㌫は専門分野以外の職種に就いている。
昨年、家族・労働・社会保護省は、ウランバートル市内に、4カ所の「ジョブ・センター」を設立した。今年は、全国で30ヵ所のジョブ・センターを設立する方針を明らかにした。