ザンダンシャタル:モンゴル国は若者のエネルギー、創造性、知性に確信

政治
b.dagiimaa@montsame.gov.mn
2025-10-21 12:16:15

(ウランバートル市、2025年10月21日、国営モンツァメ通信社)「若者育成のパートナーシップ:部門横断的な連携」と題した国家協議会が10月20日に政府庁舎で開催され、21県およびウランバートル市の9区から全国の若者代表が参加した。


ゴンボジャブ・ザンダンシャタル首相、同国家協議会で演説を行う際、「今から80年前のこの日、モンゴル国民は独立のための歴史的な選択をし、国民投票に98.4%の投票率で臨み、全会一致で独立を確認した。この出来事はモンゴル国民の団結と信念、誠実な心、そして永遠の独立の象徴である」と述べた上で、現代の若者たちにもこの価値を深く認識し、愛国心と信念、目的を次の世代へと継承していく責任があると強調した。


政府は若者の育成を政策の最優先課題と位置づけ、モンゴル国開発5ヵ年基本方針を「新たな信頼ー抜本的改革」と名付けた。これは、モンゴルの若者たちの精神、エネルギー、創造的な能力を信頼している政府のみならず、世界中のモンゴル人が抱く信頼の表れであるとザンダンシャタル首相は述べた。


また、首相は、政府の最大のメガプロジェクトである『人間開発の新たなプログラム』を始動させている。本プログラムの目的は、教育・保健・雇用・社会保障の各分野を新たな段階へと引き上げ、すべての人の労働が公正に評価され、才能が発揮される責任ある社会の構築である。さらに、国際機関もモンゴル国への信頼を高く評価している。ムーディーズ(Moody’s)国際格付け機関は11年ぶりにモンゴルの信用格付けを「B1・安定的」に引き上げた。これは、政府が汚職や石炭窃盗と闘い、経済回復を果たし、財政規律に基づいた政策が国際的に認められた証であると述べた。


若者の育成をより的確に支援していくために、独立した機関または評議会の設立を開かれた形で議論していることにも触れ、若者の声に耳を傾け、彼らの提案を実際に支援する政府でありたいとの意向を示した。


文化・スポーツ・観光・青年省は、若者の発展・参加・保護を目的として活動する国際機関や市民社会団体と協力し、若者が直面している課題を彼ら自身の参加によって明らかにし、その優先順位を付けて解決するため、部門横断的な連携強化を目指し、2025年9月から10月にかけて、アルハンガイ県、ドルノゴビ県、ホブド県、バヤン・ウルギー県および各中央行政機関において事前討議を実施した。その結果、当該分野における若者の状況、直面している課題およびその解決策、さらに担当省の政策、決定および活動について協議が行われた。


上記の評議会から得られた提案や意見は本国家評議会において共有され、「若者育成支援法改正案」および「若者育成支援戦略」といった政策文書に反映されるとともに、緊急かつ実行可能な政策提言は、ザンダンシャタル首相に提出され、今後の実施に向けて協力していくことが表明された。