フレルスフ首相、韓国を訪問 5億米㌦借款を大気汚染対策に費やす
政治
U.フレルスフ首相は15日~17日の間、韓国の李洛淵首相の招請による韓国を公式訪問した。就任後初の外遊となる。フレルスフ首相は15日、 文在寅大統領を表敬した。 会談の冒頭、文在寅大統領は両国の総合的パートナーシップ関係を「戦略的パートナ ーシップ」に引き上げる意志を伝えるとともに、協力関係を政治、経済、貿易、投資のほか、国民間交流の促進させたい意向を示した。これに対し、フレルスフ首相は、就任後の初外遊が「第三の隣国」 の韓国であることは、対韓国 政策はモンゴルの外交政策において重要な位置を占めているとの証だと発言した。首相は「我が国の民主化と市場 経済移行の当初から韓国は対モンゴル支援を続けている。 今回の訪問は、これまでの関係を経済や投資の面で活性化させて、人々の交流を発展させると確信する」とその期待感を述べた。さらに、首相は 国際通貨基金(IMF)の金融支援計画の一環で、韓国政府による5億米㌦規模の借款に対して謝意を表明するとともに、韓国政府の支援を首都ウランバートルの大気汚染問題の解決に充てたい、との意思を示した。両側は将来的に無査証渡航に向けて協力するほ か、アジアのスーパーグリッド構想などの大規模の事業における協力について充実した意見交換した。一方、文在寅大統領は創案した新たな対北朝鮮政策を説明し、ユーラシアの中心となるモンゴルと緊密に連携したいとの意向を示した。フレルスフ首相は、今 年6月開催の第5回「北東アジア安全保障に関するウランバ ートル対話」国際会議に韓国代表を正式に招待し、平昌冬季オリンピック開催の成功を祈願した。
モンゴル・韓国ビジネスフォーラム開催
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16日、首相一行はソウル市で開催されたモンゴル・韓国ビジネス・フォーラムに臨んだ。同フォーラムには、両国の商工会議所の会頭をはじめ、民間企業らの代表が出席した。首相は 「経営者らは、国の発展に重要な役割を果たしている。両国の相互的な信頼関係を深めるに寄与する経営者らを全面的に支えていく」と挨拶した。参加者らは、従来の内容と違ったより効率的で付加価値の創出に繋がる地域インフラ整備計画、エネルギー開発、農牧業、サービス業といった分野における協力に対して関心を示していた。17年度の対韓貿易高は2億900万米㌦に達した。対韓輸出高は1200万米㌦となり、輸入高は1億9800万米㌦だ。貿易流通高は約1.4%の伸び率だ。一方、これまでの韓 国の対モンゴル投資高は5億1200 万米㌦で、韓国系企業は約2400社となった。そのほとんどが卸 売り業や小売り業、飲食業、鉱業、不動産を営む。
フレルスフ首相は李洛淵首相との単独会談
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