外務次官、欧州安全保障協力機構外相理事会会合に出席
政治ダムディンスレン・ダワースレン外務次官が6、7日の両日、イタリア・ミラノで開催された欧州安全保障協力機構(OSCE)外相理事会会合へ出席し、地域及び国際社会が直面する政治や安全保障の問題を議題とする同会合でモンゴルの立場を表明した。外務次官が行ったスピーチで、平和的解決のアプローチ、国際協調の枠組み、紛争防止、民族や宗派間の信頼醸成の試みを強調した。さらに、モンゴルで2019年6月に開催される「アジア仏教徒平和会議」に触れ、各国へ協力と参加を呼び掛けた。ダワースレン外務次官は6日、バチカンのポール・リチャード・ギャラガー外務長官と会談し、文化交流を打診した。外務次官は、「アジア仏教徒平和会議」へバチカン代表の派遣を招請した。ギャラガー外務長官は、世界平和に向けてモンゴルのイニシアティブを高く評価し、代表派遣に関して検討を表明した。外務次官は7日、同機構のトマス・グレミンガー事務総長と会談し、同機構との協力関係の強化を表明するとともに、貿易円滑化、エネルギーの安全保障、サイバー・セキュリティ、文化財の密輸対策などで協力したい意向を伝えた。これに対して、グレミンガー事務総長は「テロ対策、国際組織犯罪対策などでの協力関係を高く評価するとともに、モンゴル側の意向に応える」と協力を示唆した。