国会議長、アゼルバイジャンの次長検事と意見交換
政治
ゴンボジャブ・ザンダンシャタル国会議長は7月9日、汚職対策庁の招請により、モンゴルを訪れたアゼルバイジャンのカムラン・アリエフ次長検事兼腐敗対策局長ら一行を政府庁舎に迎え、意見交換をした。
冒頭で、ザンダンシャタル国会議長は「モンゴルとアゼルバイジャンは長年の友好関係にある。両国は文化的かつ歴史的な共通点を有する。今回の訪問は、二国間関係のさらなる発展をもたらす」と語った。さらに、議長は「両国は腐敗防止及び対策執行などで情報共有、対策能力強化に向けた共同事案の展開など協力がさらに活発になることを期待する」と述べた。これに対し、アリエフ次長検事は「両国関係は政治ハイレベルの交流が盛んとなっており、特に両国大統領は親密な関係を築き上げている」と話し、「今回の訪問で汚職対策庁など法律執行機関の活動を視察する」と訪問日程について語った。「この関係は当局間だけではなく、両国民の友好関係を発展させるに有意義である」と強調した。
ザンダンシャタル議長は「社会主義時代、アゼルバイジャン人がモンゴルの発展に携わっていた。その名残を続けさせたい」との考えを伝えるとともに、「アゼルバイジャンは産油国。自ら国家石油基金を立ち上げており、貯蓄を運営して国家開発事業へ投資を行うなど、豊富な経験を積んだ国だ。我が国も鉱業分野で大規模な開発事業へ着手しようとしており、両国もそういった開発事業での協力可能性があるはずだ」と意向を示した。これに対し、アリエフ次長検事は「実業団体や民間の交流促進は大事だ」とした。