フレルスフ大統領、酪農場を訪問
政治
(ウランバートル市、2024年12月17日、国営モンツァメ通信社)オフナー・フレルスフ大統領は「食糧供給と安全保障」全国運動の枠で「遊牧民アグロ・ファーム」社、「日馬富士」酪農場を訪問した。
「遊牧民アグロ・ファーム」社は2018年にトゥブ県のバヤンデルゲル郡で400頭、2020年にアルガラント郡で480頭、2023年にバヤンハンガイ郡で240頭の搾乳牛を飼育するクラスター酪農場を設立した。
一つのクラスターに10世帯が参加し、各世帯は土地の所有と毎日収入を得ることにより生計を向上させる機会が提供されている。
現在、3つの酪農場で30世帯の約100人が常勤の職を得て、国内の乳製品工場に900万㍑の牛乳を供給している。
J.バトトゥグス「遊牧民アグロ・ファーム」社社長は「乳製品市場を拡大させ、牧畜業者を支持するため、工場方式で加工された1㍑の牛乳ごとに1000トゥグルグの奨励金が支給される。1年間にわたる同奨励金の提供は事業拡大や牧畜業者の協同組合形成に大きな推進力となる」と語った。同氏は「食糧供給と安全保障」全国運動の一環、法的環境を改善し、国内企業に低利融資を提供し、税制政策によって支持していることに感謝の意を表明した。また、クラスター酪農場の発展に必要な1000頭の乳用および肉用の牛を輸入するための支援を提供すれば、2030年までに基幹牛群を形成することが可能になると述べた。
「日馬富士」酪農場を訪問した際、「ツナ・モンゴル・ダイ」社のD.ビャンバドルジ取締役会会長とN.ボルドバータル最高経営責任者は「最初に土壌劣化が進んだ200㌶の土地を再生し、牛の飼料となるトウモロコシとサイレージを栽培し、2023年に乳製品工場の建設を開始した」と説明した。