オユンエルデネ首相:公共に認知された鉱業と投資の一章を開こう

政治
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2025-04-28 12:20:15

(ウランバートル市、2025年4月28日、国営モンツァメ通信社)4月25日、ロブサンナムスライ・オユンエルデネ首相は、国会で内閣が国富基金に関して採用している方針および取り組みの基本原則について、演説を行った。演説は以下の通りである。


尊敬する国会議長と国会議員の皆様!


国富基金法が可決されて以降の1年間の総括、国際機関や投資家、民間企業の提案を基にした基本方針について簡単に報告する。


世界経済は関税を巡る貿易戦争に直面しており、国際機関の調査によると、不確実性指数が歴史的に二度目となる通常の水準の二倍に達した。同関税危機は、モンゴル経済において主要輸出品の価格が下落する形式で直接的な影響を与えている。不確実性を克服するため、私たちの立場は極めて明確でなければならない。これは、国富基金を基盤にした鉱業、投資、輸送・物流、エネルギーのメガプロジェクトを遅延なく一貫して実施することである。


モンゴルの予算収入の31%、総輸出の90%以上を鉱業分野が占めている。しかし、国民の生活質や鉱山が開発されている地域の発展、インフラの問題が十分に解決されていないことが、公共の批判を招いている。


鉱物資源使用料(AMNAT)は、国富基金を通じて投資家、民間企業、地方自治体、個人に公平に分配されておらず、社会発展の基礎問題を解決するメカニズムとして機能していなく、理解しづらく、透明性に欠けている。従って、資源使用料は、モンゴル国憲法第6条第2項に記載された「現在および未来の全国民が健全かつ安全な環境で暮らす権利を保障し、地下資源の利益を国富基金に集中させ、公平で正義な分配を行う」という基本原則に基づき、国富基金の支払いとする。また、未来の遺産基金に50%を保持し、開発基金に5%を、地域と地方基金に15%を集中させる。更に、2030年、2040年、2050年に段階的に増加させ、未来の世代に33%、国民の貯蓄に33%、国家と地域の発展に33%を充てる長期的な戦略を定める。  


従って、国富基金を発展させるため、個人、地方自治体、市民社会、国内企業、投資家が協力して「新契約」、合意、理解の基本原則が形成されると確信している。 


急速な発展のために勇気を持って、国富基金を通じて、公共に認知された鉱業および投資の新しい一章を共に開こう。