全国栽培、10日に終了

経済
arvis@montsame.mn
2016-06-17 17:00:58

 モンゴルは厳しい自然環境で農業に適した気候とは言えないが、春季に全国で栽培事業が行われ、小麦栽培の他、じゃがいもや野菜、菜種等の栽培も行われている。食糧・農牧業省によると、今年の栽培事業は全国的に10
日に終了し、栽培実績は110%に達した。今年度、38万5200㌶に作付し、小麦の栽培は前年と比べては増加した。作付増加には政府の支援が影響ており、農業者に対し、200億トゥグルグのローンを供与した。この内、130億トゥグルグが植物の害虫と病気を防除する殺虫殺菌剤や燃料費として農業支援基金より融資された。さらに、政府は農業用のガソリンや燃料に関する課税を免除し、農業者はガソリン1㍑当たりを930トゥグルグ~960トゥグルグ(一般用のガソリンは1 5 5 0 トゥグルグ~1650トゥグルグ)で購入していた。モンゴルの農業に直面している課題の1つは気候であり、降水量が少なく、寒冷な気候のため栽培できる作物や期間が限られている。一方、気象庁によれば、今夏は降水量も多く、気候としては望ましいとの予報を発表している。従って、秋には前年に比べ豊作が期待されている。

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