フレルスフ首相、ETT系列タワントルゴイ・トゥルシ社・新工場開業へ出席:「豆炭」、使用普及は大気汚染物質排出量削減に有意義

政治
naranchimeg@montsame.mn
2018-12-04 09:54:22

 深刻な大気汚染問題に取り組むモンゴル政府は、2017年に「空気及び環境汚染対策に関する国家計画」を採択した。また、今年215日の閣議でウランバートル市における石炭規制を決定し、その執行期間を1年後の2019515 日とした。これは、515日から未加工化石燃料の流通を一切禁じるものである。その実現化に向けて最も有力視されているのは形成石炭で、その開発と大量生産が急ピッチで進んでいる。

 11月23日、エルデネス・タワントルゴイ公社の子会社タワントルゴイ・トゥルシ社が新たな豆炭生産工場を稼働させ、オフナー・フレルスフ首相の臨席下で、テープカット式典が行われた。

 開業式典の挨拶に立ったフレルスフ首相は、「大気汚染問題は国家安全保障を脅かす最大の脅威である」と問題意識を表明し、マンション等への居住が問題解決の最も効率的なアプローチだが、完全な開発履行には20年間がかかる、との認識を示した。その間は、汚染物質排出量を削減させるに成形石炭の使用が重要であると語った。ウランバートル市郊外ゲル地区でおよそ22万世帯が暮らし、石炭の年間平均使用量は120万㌧に及ぶという。1世帯に1本のストーブがあると推計すると、その数はおよそ2 2万本になる。その上、3000個の低圧ボイラーがある。これから排出される汚染物質は全体の9割に当たる。

 石炭の市内流通規制は緊要措置である、と首相はアピール。さらに「ウランバートル市における汚染物質排出量を削減させ、子どもら次世代の将来や健康を守るために市民一人ひとりの努力も必要である」と行動を呼び掛けた。

タワントルゴイ・トゥルシ社によると、豆炭生産原料に使うのはタワントルゴイ産の石炭。石炭年間使用量の2分の1となる60万㌧の豆炭で年間を賄えるという。同社は、空気汚染物質排出量も50%削減されるとの推計も発表した。豆炭は、燃焼性が良いため、安定した暖を長時間得られる。

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