モンゴル人監督による映画「Veins of the World」 アカデミー賞にエントリー
カルチャー
ダワー・ビャンバスレン監督による映画「Veins of the World」が、第93回アカデミー賞の国際長編映画部門で、モンゴル代表作品としてエントリーされると「The Hollywood Reporter」サイトが1月に報道した。ドイツの映画製作会社べ―スベルリン、モンゴルテレビ、ベルリン=ブランデンブルク放送の共作映画である 「Veins of the World」は去年2月にべルリン国際映画祭で初演された。上映以降、観客から高い評価を受けている。この映画製作にはドイツ、オーストラリア、アラビア、モンゴルの映画製作者が取り組んで、B.ヤラルト、T. エネレル、T.バトイレードゥイ、B.アルギルチャミン、S.アリウンビャンバさんらが主演した。映画の内容は、外国鉱業会社が容赦なく環境を破 壊し、11歳のアマラー君の父親が鉱業活動に反対する遊牧民のリーダーである。しかし、父親が亡くなり、アマラー君は父の遺志を継ぎ反対を継続する。
以前、ビャンバスレン監督の映画3本が、アカデミーアワードにエントリーした経験が ある。同監督は「環境問題は地方の問題だけでなくグロバ ールな問題になってから長い時間が経っています」と強調した。
第93回アカデミー賞にノ ミネートされる作品は3月15日に発表され、授賞式は今年4月25日に行われる。フランスの「Les Films du Preau」、スペインの「Surtsey Films」 、スカンジナビアの「Angel Films」など国際映画製作会社はこの映画の上映権を購入し たという。